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長編時代小説 キリシタンの世紀 
  ー新井白石とシドッチ

著者:坂本陽明
出版社:イー・ピックス
発行年:2012
判型:四六判(127 x 188 mm)
並製本(ソフトカバー) 256頁
ISBN978-4-901602-48-8
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<帯より>
この小説は、六代将軍家宣・七代将軍家継の最高顧問として「正徳の治」とよばれる政治改革を推進してきた新井白石がかかわった「川越寡婦疑獄事件」と「キリシタン・バテレンの取り調べ事件」という二つの事件を通して、近世の日本人がキリスト教や西洋諸国とどのように向き合ってきたかを、史実とフィクションを交え描き出そうと試みたものである。

<本書より>
「ある日、白石の内藤新宿の寓居に、二人の来客があった。一人は川越疑獄事件の当事者、今は尼僧となっているお静である。もう一人は、浪人・長い大介である。この浪人こそ、白石と並ぶこの物語の主人公、バテレン白鳥水之介である。
白石と水之介は、それから二年の間、深い交わりを持ち、白石は、いつしかキリシタンの生き方に興味を持つようになっていた。二人の間には、理性的に真理・宗教を究明せんとする合理的探求者としての交わりと共に、宗教的な霊的交わりもみられるようになっていったのである。」

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