山浦玄嗣講演DVD 走れ、イエス!
出版社:イー・ピックス
商品の寸法:136 x 190 mm
DVD 78分
収録日:平成18年6月4日
収録場所:宮城県松島町 ホテル松島大観荘
ISBN978-4166608393
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<店主おすすめのポイント>
このDVDは2006年(平成18年)に宮城県松島市で行われた「ワイズメンズクラブ国際協会第9回東日本区大会」の席で講演した山浦玄嗣さんの講演を収録したものです。タイトルは「走れ、イエス!」となっていますが、内容は「山浦玄嗣さんがなぜ、聖書を地元の方言ケセン語に翻訳したか、しなければならないと思ったのか?」「今、日本で使われている日本聖書協会発行の『新共同訳聖書』にはどのような問題点があるのか?」「原典であるギリシャ語の聖書からケセン語に翻訳するにあたって、どのような困難があったか?」などをユーモアを交えた”山浦節”で語ってくれています。
たとえば「汝の敵を愛しなさい」という有名な聖書のことばがありますが、「敵」というのは、憎くて憎くて「自分に害を与える者として、機会が有ればその存在を無くしたいもの」(新明解国語辞典)。愛するというのは形容矛盾になります。本来は「憎くてたまらない人であっても大切にしなさい」と訳すべきと山浦さんは言います。「愛する」は感情の問題であり「憎い」という感情を相反する感情ですが、「大切にする」というのは「感情ではなく、行為」。憎い人であってもそれなりに大切にすることはできると山浦さんは言います。
これはほんの一例ですが、これらのことを通して山浦さんが伝えたいのは、今の日本の聖書は、日本人の心に通じるこなれた日本語になっていないどころか、誤訳といってもいい翻訳が随所にあり、そのことが日本人の聖書理解を妨げているのではないだろうかということです。
これを実感するには『ケセン語訳聖書』『ガリラヤのイェシュー』を読んでいただきたいのですが、先ずはこのDVDを見てはいかがでしょうか。
<DVDの説明書きより>
2002年11月に『ケセン語訳新約聖書:マタイによる福音書』を出版以来、『マルコ』『ルカ』『ヨハネ』の全四巻を発行し、2004年4月にはローマ教皇ヨハネ・パウロ2世に直接謁見。訳者により直接献呈されたこのケセン語訳聖書は、今、日本の宗教史・文化史に歴史的な足跡を刻み続けています。
山浦さんの仕事に対する高い評価は、NHK教育テレビ・朝日新聞・毎日新聞など主要なマスコミに大きく取り上げられたのを始めとして、池澤夏樹氏・柳田邦男氏や養老孟司氏など、現代日本を代表するオピニオンリーダーたちにより取り上げられ強い共感を得ていることからもよくわかります。
『ケセン語訳聖書』はなぜこれまでに注目され全国の読者に支持されたのでしょうか。これはその秘密を余すことなく収録した山浦玄嗣さんの講話DVDの決定版です。
<収録内容>
チャプター1 ◆おらほの言葉には文字がない
・気仙郡で唯一の「ヤソ」
・外国語のような当時の聖書
・おらほの言葉で聖書をつくる
・おらほの言葉には文字がない
・25年掛けて手に入れたケセン語を書き表す「ペン」
・ケセン語聖歌「谷川の水ば探(た)ね探(た)ね」
チャプター2 ◆ギリシャ語原典からの翻訳を決意する
・ケセン語訳聖書の朗読 ルカ15章7節
・理解してもらうための様々な工夫
・漢語をできるだけ使わない工夫
チャプター3 ◆「愛」を追放したケセン語訳聖書
・イエスにつまずく?
・愛せない敵
チャプター4 ◆難解なヨハネ福音書
・はじめに神様の思いが在った
・ケセン語訳聖書の朗読 ヨハネ1章1節〜12節
・ローマの教皇様にケセン語訳聖書を献呈
チャプター5 ◆ケセン語訳聖書は「世間語訳聖書」
・ケセン語訳聖歌「主の祈り」
・ケセン遣欧使節団のバチカン訪問風景を写真で紹介